SJCD 30th Anniversary

投稿者: | 2011年6月1日
2011年3月6日・7日、都市センターホテルにて、私が所属する勉強会SJCD(Society of Japan Clinical Dentistry)が創設30周年の記念講演会を「Make a voyage to our future 果てしなき未来へ」と題して開催しました。全国から約600名の会員が集まる盛大な記念講演会となりました。3人の海外演者を招聘し、現在の審美修復治療、デジタル化の医療、インプラント、マイクロスコープ、咬合(かみ合わせ)、長期症例等と、多岐に渡る内容でした。
当院で日頃から、共に仕事をしている土屋覚氏も技工士代表として「Functional Esthetic Restoration」の演題で講演されました。技工士が製作する一本一本の歯には一つとして同じものはなく、生物学、構造学、材料学、機能性、感性、経験、患者さんの好み等、様々な視点から考えられた作品であると説明。技工士と歯科医との関係は上下関係ではなく、横の関係でお互いに刺激し合うことが大事で、そのためには歯科への情熱を惜しんではならない。そして、最後は、患者さんに屈託のない笑顔ができるようになってもらいたいと、実際の症例を交えて熱く語られました。
他の職業でも同じように、我々、歯科医も一人の力で出来ることには限界があり、患者さん一人ひとりに対して最良の治療を目指すには、技工士、歯科衛生士と共に良好な関係を築き、チームで取り組むことでより質の高い仕事を望むことが可能となります。
SJCD創設30周年記念講演会にて
右から、東京SJCD会長 鈴木真名先生(6年間会長お疲れさまでした。講演後のスピーチは心打たれました。)隣が、前日も講演され、本日講師のAlessandro Devigus先生 イタリア系スイス人だそうです。スイスのチューリッヒ大学卒業、現在、ヨーロッパ審美歯科学会の編集責任者です。その隣が私。そして僕の隣が、仲間の西山先生です。非常に充実した3日間を過ごし、疲れていたにも関わらず夜はなかなか興奮して寝付けませんでした。
川原歯科医院 副院長 川原 淳

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  横浜市青葉区青葉台の川原歯科医院